コンプレッサー メンテナンス・オーバーホール
通常のコンプレッサーの運転は高温、高圧の条件下で運転されています。
日常点検や定期的なオーバーホールを実施しないまま運転しますと、ピストンリングの摩耗、バルブ部分のカーボン付着、駆動部の潤滑不良等を起こしトラブルが発生します。
以下の状態が発生した場合は重大な故障になりますので早急に対処することが必要です。
日常点検や定期的なオーバーホールを実施しないまま運転しますと、ピストンリングの摩耗、バルブ部分のカーボン付着、駆動部の潤滑不良等を起こしトラブルが発生します。
以下の状態が発生した場合は重大な故障になりますので早急に対処することが必要です。
こんな時はまずご相談・ご連絡を
- 充塡時間が長くなってきた (充塡能力の低下)
残圧0の空のタンク1本に充填し、充塡時間を測定して新品時の吐出量と比較します
(例:10L×19.6Mpaタンクが16分で充塡した場合の吐出量は125L/毎分
バウアー社マリーナのカタログデータは200L/毎分なので62.5%に低下している)
- コンプレッサーが通常より高温になっている (冷却不良)
水冷式の場合はコンプレッサー内部の冷却水路内がゴミ、錆等により閉塞され
冷却水の供給不足になった場合や取入れ側の冷却水の温度が高すぎる場合に起こります
空冷式の場合には換気不良で室温が上昇してオーバーヒートを起こします
- 充塡された空気が異臭する
活性炭等の脱臭剤の交換を怠って運転している場合に発生します
ドレン排出装置の不良によりドレンが排出されないで充塡された時に発生します
- コンプレッサーから異音が発生している。
異音の発生個所によっては重大故障になる可能性があるので運転停止をして原因追及が必要です
当社では下記の様なメンテナンス・オーバーホールを行っております
分解した各パーツを洗浄・確認し、不良部品は交換して組み立てます
コンプレッサー内部の吸入弁や吐出弁にカーボンが付着して作動不良を起こしています
長時間運転によりピストンリングが摩耗して吐出能力が低下したので新品のピストンリングに交換しました